育児と仕事の両立

ワーママの有給不足にサヨナラ!実践的な欠勤回避術5選

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育児と仕事の両立

有給なくなったら欠勤するしかない?
ワーママはどうやって有給のやりくりしてるの?
そもそも欠勤になるとどうなるの?
今後ずっと欠勤や有給で悩むのかな…

ワーママの多くが抱えるこんなお悩みにお答えします。

本記事の内容
  1. ワーママが欠勤を回避する方法5選
  2. 有給を惜しまず取得すべきシーンと理由
  3. 欠勤による会社待遇への影響
  4. 環境を整えるための実践的アドバイス

多くのワーママが直面する「有給足りない問題」

統計データによると、有給付与日数の平均は約17日であるのに対し、保育園児の年間病欠日数は約5〜20日です。(*1)

年齢が低いほど病欠は多く、さらに自分自身の体調不良も加わると、社会的にワーママの有給不足が深刻であることが伺えます。

私自身、第一子を出産後、1年の育休を経てフルタイムで仕事復帰しました。

育休明けの有給残日数は12日、子どもは復職と同時に1歳で入園し、半年で病欠は15日でした。

めっちゃ風邪ひくし長引くしうつるし、しんど!!

と悲鳴が止まりません。

それでも、有給を使い切らずに乗り切っている私がどのように対処しているか、実例を交え、欠勤を回避するために出来ることを紹介していきます。

また、有給の使いどころや育児と仕事を両立する環境作りのヒントもまとめています。

本記事を読んで、ご家庭の状況に合わせた有給戦略を検討してみてください。

かか
かか

有給節約のためにできることは意外とたくさん!

「確実に有給足りないわ…」と諦めモードの方も、有給不足への不安が軽減されますよ。

(*1 参考:「令和5年就労条件総合調査の概況」「保育園児の病欠頻度に関する研究」)

ワーママが欠勤を回避する方法5選

ワーママが欠勤を避けるためにおすすめしたいのは以下の5つです。

欠勤回避術
  1. 家族の協力体制構築
  2. 計画的な休暇取得
  3. 「子の看護休暇」の利用
  4. 柔軟な勤務制度の利用
  5. 外部サービスの活用

1つずつ解説していきます。

家族の協力体制構築

まずは、家族というチームで協力する体制が大切です。

家族の協力体制
  • パパにも休暇を取ってもらう
  • 近くの家族や親戚にサポートを依頼する

複数の選択肢があることで、ママ1人への負担を減らし、緊急時にも柔軟に対応できます。

パパと交代で休みを取れれば、単純に家族で使える有給が2倍になります。

ただし、子どもが体調不良の場合は、適切な感染対策を行い、負担をかけすぎない配慮が大切です

また、緊急時に慌てず対応できるように、事前に役割分担や段取りを共有しておきましょう。

計画的な休暇取得

予測できる行事は計画的に休暇を取得しましょう。

事前に分担を決めておくことで仕事の調整が効き、他の家族がサポートしやすくなります。

また、半休や時間休を上手く活用して、必要最小限の有給消化で対応することも効果的です。

さらに、子どもが体調を崩しやすいタイミングを考慮して予定を立てるのもテクニックの1つです。

私は以下を意識的に実践しています。

体調注意のタイミングと対策
  • 予防接種の翌日→金曜午後や土曜に接種予約
  • 長期休暇明け→連休最終日は生活リズムを整えゆっくり過ごす

「子の看護休暇」の利用

子の看護休暇は、子どもの体調不良などで看病が必要な場合に休暇を取得出来る制度です。

有給とは別に年間5日(子2人目以上で10日)付与され、1日単位または時間単位で取得可能です。

看護休暇は、欠勤とは異なり査定や評価、給与などには悪影響を与えずに休むことができる点が魅力です。

ただし、給与が支払われるかは会社に委ねられており、令和3年の厚生労働省の調査では、6割以上の会社は無給なのが実態です。

また、休暇の性質上、イベントや自分自身の体調不良時には使用できないため、子どもの急な体調不良時に計画的に使うのがおすすめです。

柔軟な勤務制度の活用

会社で導入している場合、在宅勤務やフレックスタイム制を最大限に活用しましょう。

これらの制度は、仕事の時間や場所に融通が効くため、出社が難しい状況でも有給を使わずに対応できることがあります。

しかし、自宅で小さい子どもを見ながら仕事をするのは現実的にかなり難しいため、おすすめなのはパパにも在宅勤務してもらうことです。

実際、私はフルリモート、夫もリモート可能な職場のため、子どもの体調不良時には2人で在宅勤務し、交代で子どもを見ながら仕事をすることで、有給を温存できています。

子育て中のママパパにとって、リモートで仕事ができる環境はかなり強力な武器になります。

外部サービスの活用

家族のサポートや制度を活用する他に、地域の外部サービスも利用することが出来ます。

ここでは3つのサービスを比較します。

サービス特徴体調不良時の受け入れ料金
病児保育病気の子どもを預かる◎可能1日2,000円〜5,000円
保育園の一時預かり子どもを短時間預かる×多くの場合不可1時間500円〜1,000円
ファミリーサポート地域の会員に協力してもらう△自治体や状況による1時間700円〜1,000円

これらのサービスを活用することで、上述した方法が使えない時にも頼る場所を確保することが出来ます。

利用料がかかりますが、欠勤による減給よりはるかに安く預かってくれるので、上手に活用しましょう。

注意点として、事前登録が必要な場合が多いため、スムーズに利用できるよう早めに登録しておきましょう。

また、施設や地域によってサービスの内容が異なるため、登録時に以下を確認しておくことをおすすめします。

外部サービス利用時の確認事項
  • 利用条件
  • 利用料金
  • 体調不良時の受け入れ

特に、体調不良は「軽症ならOK」「熱が下がっていればOK」「指定の感染症はNG」など、細かく条件が設定されている場合もあるため、詳細を確認しておくと安心です。

有給を惜しまず取得すべきシーンと理由

有給を使わずに休める方法もたくさんあるんだね。

逆に、有給を使った方がいい時ってあるの?

かか
かか

あります!

温存した有給をより有意義に使えるシーンを紹介するよ。

自分自身の体調不良

ママ自身が不調を感じたら、迷わず有給を取得して病院を受診し、早めの休養を取ることをおすすめします。

経験上、初期段階で正しく治療し、安静にすることが回復への1番の近道だからです。

ワーママは、仕事と育児の両立で疲労やストレスが溜まりやすい環境であることに加え、頻繁に子どもの風邪がうつり、体調が良い日の方が少ないほどですよね。

つい無理をしてしまうと、大きな病気に繋がることもあります。

私自身、仕事復帰してすぐに疲労、ストレスが原因で風邪が悪化し、大きな病気を経験したことで、休むことの大切さを身をもって感じました。

休みづらい気持ちはとてもよく分かりますが、結果的に回復が早まるので、時には「休むのも仕事」と割り切ることも大切です。

くれぐれも無理せず、自分の体を最優先に考えてくださいね。

家族の思い出づくり

入学式や運動会、参観日など、子どもの特別なイベントにはぜひ有給を使って参加しましょう。

可能であれば、夫婦で参加するのがおすすめです。

これらのイベントは、普段見られない子どもの姿を見る貴重な機会であり、親子にとってかけがえのない瞬間だからです。

さらに、日々子どものために仕事を頑張る親にとって、「ご褒美」とも言える時間でもあります。

私自身、娘の初めての保育参観に夫婦で参加し、普段とは違う娘の姿を一緒に見られたことで、とても幸せで満たされた気分になりました。

元気に頑張る娘の姿は、夫婦ともに仕事へのモチベーション向上にもつながりました。

子どもの成長はあっという間です。

後悔しないために「今」を家族で共有し、思い出として心に刻むことで、有給がとても有意義なものになると思います。

欠勤による会社待遇への影響

そもそも、「欠勤」になるとどうなるの?

給料が減るんだよね…

かか
かか

減給も欠勤リスクの1つ。

他にも会社待遇に不利な影響があるのでまとめるね。

給料への影響

まずは、月々の給与に直接影響します。

「1日あたりの賃金×欠勤日数」が給料から控除されます。

さらに、多くの会社では出勤状況が賞与(ボーナス)の算定基準の一部となっているため、欠勤が増えると賞与の減額につながる可能性があります。

キャリアへの影響

人事評価において、欠勤は低評価の対象となることがあり、昇給や昇進に影響します。

子育て中であることや欠勤理由を考慮し、評価に反映されない場合もありますが、会社や上司の裁量によるところが大きいのが実態です。

また、不測の欠勤が続くと責任ある仕事や立場を任されにくくなるなど、職場でのポジションが不安定になるリスクもあります。

有給付与日数への影響

欠勤が多いと、次年度の有給付与日数が減る可能性があります。

これは、前年度の勤務日数に応じて次年度の有給付与日数が決定されるためです。

一般的なペナルティの基準は欠勤率20%で、仮に年間休日120日の場合、約50日の欠勤で影響が出るということになります。

有給が減ると、翌年はさらに有給が足りず欠勤せざるを得ない、という悪循環に陥ってしまいます。

解雇リスク

頻繁な欠勤が続くと、最悪の場合、解雇のリスクがあります。

ただし、解雇は会社にとってもリスクであり、まずは業務内容や勤務条件の見直しなど、適切な対応を取るはずなので、子育てによる数日の欠勤程度では心配する必要はないと思います。

しかし、急な欠勤であっても必ず事前に連絡し、職場への配慮は欠かさないようにしましょう。

環境を整えるための実践的アドバイス

やれることはやり切った…

いよいよ欠勤するしかないよ…

かか
かか

家庭の状況は様々。周りを頼れず自分が休むしかない環境の場合もあるよね。

少しでも子育てと仕事を両立しやすい環境になるよう、出来ることを考えてみよう。

パパの理解を育てる

ワーママを続ける上で、パパに仕事と育児の両立の難しさを理解してもらうことはとても重要です。

以下のステップで少しずつ改善していくのがおすすめです。

  • STEP1
    現状整理

    育児と仕事のバランスが取れていない現状を整理します。

    欠勤せざるを得ない状況や、それにより仕事にどのような影響があるかを明確にします。

  • STEP2
    役割分担の見直し

    困っていることやサポートしてほしいことをパパに伝え、家庭の役割の負担を見直します。

    どんなアクションが必要かを具体的に伝えることが大切です。

  • STEP3
    小さなことから変えてみる

    小さな変化から実践していきましょう。

    例えば、3回に1回は子どもの看病を優先して仕事を調整するなど。

    協力してくれたら感謝を伝え、パパのモチベーションを高めつつ、地道に改善していきます。

  • STEP4
    長期的な改善

    そもそもパパが仕事を休めない、出張が多いなど、急な事態に対応しづらい場合は、働き方の見直しも検討してみてください。

    在宅勤務やフレックスなど柔軟な働き方が出来る制度を活用したり、そういった環境が整った会社に転職することも選択肢の一つです。

    このような大きな変化は経済的な懸念もあるかもしれませんが、長期的な視点で家族が幸せになれる方法を考えましょう。

職場での柔軟な働き方の交渉

現在の会社でより柔軟な働き方が出来ないか、上司や総務に相談してみましょう。

まずは、自分の状況を率直に伝え、具体的な希望を明確にすることが大切です。

例えば、「子どもの体調不良時は在宅勤務したい」や「行事出席のためフレックス制度を利用したい」など。

現時点で制度が整っていなくても大丈夫です。

どんな制度が必要で、それにより業務にどう貢献できるかを根気強く伝えましょう

交渉のポイントとして、柔軟な働き方にも対応できるスキルや仕事の仕方をアピールすることが効果的です。

具体的には、日頃から引き継ぎを考慮した仕事の進め方や、作業品質・効率UPの工夫など、アピールできる点を意識することが大切です。

ちなみに、2025年の育児・介護休業法改正により、子育て中の従業員の柔軟な働き方整備が努力義務化されます。

私たち子育て世代にとっては嬉しいニュースですね!

キャリアプランの見直し

出産や育児などライフステージの大きな転換点は、自分のキャリアを見直すチャンスでもあります。

まずは自己分析から始め、育児で得た新しいスキルや仕事において重視するポイントを再確認してください。

現在の職場環境の改善が見込めない場合、ワークライフバランスを重視する会社や、柔軟な働き方が可能な職種への転換も選択肢の一つです。

子育てしながらの転職活動はハードルが高いと感じる方も多いと思いますが、手厚くサポートしてくれるサービスもたくさんあります。

5年後10年後を長期的な視点で見据え、最適な選択を検討していきましょう。

まとめ

ワーママの有給・欠勤問題は、多くの方が悩んでいる問題です。

家族の協力や計画的な休暇取得、制度の活用、そして外部サービスの利用など、多角的なアプローチで対処することができます。

同時に、自分の健康や家族との時間を大切にすることも重要です。

欠勤を回避するためにできる対策をしつつ、ワークライフバランスを整えるために、自分の仕事やキャリアについてぜひ見つめ直してみてください。

かか
かか

選択肢はたくさん!

視野を広げて育児と仕事の両立を叶える働き方を考えてみてね!

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