エンジニアへの道

働き方重視ならWeb系エンジニアを目指すべき!職種ごとのスキルと働き方を解説

※当サイトはプロモーションを含みます。
エンジニアの種類と働き方 エンジニアへの道

自由な働き方や高収入のイメージからITエンジニアを目指す人が増えています。

実は、「エンジニア」とひとことで言っても領域が幅広く、仕事内容や働き方、扱う技術が職種によって大きく異なります

とりあえずエンジニアにはなれたけど、なんか思ってた世界と違う!

というギャップを生まないためにも、職種ごとの特徴は理解しておくべきです。

この記事では

  • そもそもエンジニアってどんな仕事?
  • どの領域のエンジニアを目指すのがいい?

という方のために

  • エンジニアの種類ごとに求められるスキルや働き方
  • 自由な働き方を求める方におすすめのエンジニア職種

についてそれぞれ解説します。

書籍などで学べる一般的な知識に加え、現役SEとして見てきた現場のリアルな情報を盛り込んでお伝えします。

エンジニアとしてのキャリアスタートに悩む方は、ぜひ検討の参考材料にしていただければと思います。

この記事を書いた人
  • 文系未経験からWEB系SEに転職(SE歴5年)
  • 一児の母として育児と仕事の両立に奮闘中
  • フルリモート×フルタイム×共働き
  • フルリモート×フルタイム×共働き

エンジニアは幅広い!6つの分類で解説

エンジニア分類画像

転職サイトや転職エージェントでは、ITエンジニアの職種以下に分類されることが多いです。

  • アプリケーションエンジニア
    ┗ Web・オープン系
    ┗ 汎用機系
    ┗ 制御系(組み込み系)
    ┗ モバイル系
  • インフラエンジニア
  • 社内SE

それぞれの職種で求められるスキルや働き方について解説していきます。
職業の特性上、参画するプロジェクトにより異なる点は注意ですが、ざっくりと傾向をまとめています。

アプリケーションエンジニア

web・オープン系

Web系エンジニアは、ECサイトやニュースサイト、SNSなど、WebサイトやWebアプリケーションの開発・運用を行う仕事です。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ニュース、Xなど身近なサービスの多くがWeb系エンジニアの領域です。

オープン系エンジニアは、企業の社内業務システムを開発する仕事です。
販売管理システムや給与システム、生産管理システムなど、非エンジニアの方が日常的に仕事で使っているシステムです。

インターネットの普及により、オープン系開発もWeb技術を使うことが一般的になってきているため、求人サービスの職種はひとまとめにされることも多いようです。

求められるスキル

Webサービス・アプリケーションは、ユーザーが操作する画面などの「フロントエンド」データの保管・操作やビジネスロジックを実装する「バックエンド」の2つを組み合わせて作られます。扱う言語が異なり、どちらかに特化したエンジニアもいれば、両方扱えるエンジニアもいます。

よく使われる言語
  • フロントエンド:HTML,CSS,JavaScript,TypeScript
  • バックエンド:Java, PHP, Ruby,Python, Go, C#

言語知識に加え、Webブラウザとサーバーの通信やセキュリティ、データベース操作などの知識も求められます。

働き方

Web系エンジニアは、エンジニアの中で最も働き方の自由度が高い職種です。
多くの方が憧れる「エンジニア」はWeb系を指すことが多いです。

Webサービスは「誰でもどこでも利用できる」ことが前提であり、開発作業も場所や時間を選ばないため、柔軟な働き方に対応しやすいです。そのため、フリーランスとして活躍される方も多い領域です。

オープン系エンジニアも開発環境の制約が比較的少ないため、テレワークやフレックスタイム制を導入しやすい職種です。
既存の技術やリソースを活用する開発スタイルのため、安定性や信頼性重視の開発環境が多く、Web系開発ほど技術トレンドの変化は激しくなく、習得した技術を長く活かせる傾向にあります。

汎用機系

汎用機と呼ばれる、大量データを高速かつ正確に処理することに優れた大型コンピュータでのシステム開発・保守を行う仕事です。大企業や金融機関、政府の基幹システムに利用されています。

現在は、新規開発はほとんどなく、既存システムの保守改修がメインとなります。
今後は新しい技術へのシステム刷新が進むことから、新たな需要は生まれにくいと言われています。

求められるスキル

高い専門性と高度な技術が求められます。
また、金融や政府関係のシステムであるため、高いセキュリティ要件や脆弱性に対する迅速な対応が求められます。

よく使われる言語
  • COBOL, PL/I
働き方

現場常駐で開発・保守作業を行うため、柔軟な働き方は難しい領域です。
日中のシステム停止による影響が大きいため、夜間メンテナンスや緊急時の対応が必要になる場合もあります。


一方で、エンドユーザーが政府機関や大手企業のため、労働環境は安定していることが多いです。

制御系(組み込み系)

組み込み系エンジニアは、家電やロボット、自動車などの機械の制御システムを開発する仕事です。
日常的に使う家電も、内部に小さなコンピュータが入っていて、機器の動きを制御するプログラムが組まれているんです。

求められるスキル

プログラミングなどのソフトウェアの知識に加え、ハードウェアの知識も必要です。

よく使われる言語
  • C言語,C++,Java,Python

特に、安全性に直結する機器を扱う分野では、あらゆる操作やケースを想定する慎重な設計が求められます。

働き方

実機を扱う必要があり、クライアント先に常駐する開発スタイルが一般的です。
テレワーク可能な場合もありますが、あくまで例外的な程度と考えておくと良いです。

モバイル系

モバイル系エンジニアは、スマホやタブレット向けのアプリやゲームを開発する仕事です。
SNSなど、Webでもアプリでも使えるサービスはたくさんありますが、webサービスの構築とモバイルアプリの開発は別物なんです。

求められるスキル

iOSやAndroidで動作するアプリケーションを作るための言語やフレームワークを習得する必要があります。

よく使われる技術要素
  • 言語:Swift, Kotlin, Java, JavaScript
  • フレームワーク:Flutter, Xcode, React Native

また、小さい画面でもユーザーが見やすく、操作しやすいデザイン設計も求められます。

働き方

モバイル系エンジニアも働く場所や時間に柔軟なプロジェクトが多いです。
少人数チームでの開発が多いため、1人ひとりの開発への影響力や仕事の裁量が大きい反面、タスクの負担が大きくなることがあります

インフラエンジニア

システムを動かすための基盤となるサーバーやネットワーク、データベースなどの構築・運用保守を行う仕事です。
ユーザーの目に見えない部分ですが、システムの安定稼働に不可欠な領域です。

求められるスキル

インフラエンジニアは、OSやネットワークなどの知識が必要です。
最近はクラウド化が進み、AWSやAzureなどのクラウドサービスを扱えるエンジニアの需要も高まっています

インフラ構築は、GUIやコマンドラインで行うのが一般的ですが、システム障害時のログ解析やインフラ構築作業の自動化・効率化にプログラム言語を使用することもあります。

よく使われる言語
  • Java,Python,Ruby,Go

働き方

24時間365日動いているシステムに対応するため、夜間勤務や障害対応での休日出社が必要になる場合があり、働き方への自由度は低めです。
プロジェクトによってはシフト制を導入していることもあり、勤務時間が不規則になる可能性もあります。

また、クラウドでのインフラ構築の場合は、テレワークも導入されているようですが、オンプレミスの場合は現地作業が必須となるため、依然としてテレワーク出来る現場は少ないのが実態です。

社内SE

企業の中の情報システム部門で働く人です。
自社の業務システムを開発している場合もあれば、社員の端末管理・ネットワーク設定や会社IT活用や技術導入の支援を行うこともあります。

ガッツリ設計・開発というよりは、主に社内のITに関する業務を幅広く担当することが多いです。

働き方

基本的に出社が多いですが、テレワークの導入も進んできているようです。
勤務環境はエンジニア業界の基準ではなく、所属会社の規定によるという特徴があります。

また、お客さんが自社の社員なので、厳しい納期設定や顧客との関係構築のストレスは比較的少ないです。

Web系・オープン系エンジニアを目指すべき3つの理由

上記の職種ごとの特徴を踏まえ、ワークライフバランスを重視してエンジニアへの転職を検討している方には「Web系・オープン系エンジニア」がおすすめです。

その理由は3つ。

  1. 柔軟な働き方を実現しやすい
  2. 需要が高く将来性がある
  3. キャリアの選択肢が多い

1つずつ解説していきます。

柔軟な働き方を実現しやすい

上述の通り、エンジニアの中でもトップレベルで働く場所や時間に融通が利く職種です。
実際、多くの方がテレワークを活用しており、フルリモートOKの案件も多いです。

私自身、妊娠してからはほぼテレワークで、育休明けもフルリモートで復職して働いています。
参画中のプロジェクトには、私以外にも家事育児と両立しながら仕事を継続されている方も多くいらっしゃいます。

未経験からいきなりフルリモートというのは非現実的かもしれませんが、一定の経験を積んだ後はかなり自由度が高いと感じます。

このように、ライフスタイルやライフステージの変化に合わせて働き方を選べる点が魅力です。

需要が高く将来性がある

Web系・オープン系エンジニアは、求人がとても多いです。

2024年11月現在、マイナビエージェントの公開+非公開求人数では、エンジニア求人の4割がweb・オープン系です。
他のエンジニア職に比べてシェアが大きく、未経験OKの案件が多いのが特徴です。

さらに、様々な業界でIT化やWebコンテンツの導入が進められており、Webシステム開発の需要は今後も伸びていくと予想されています。

このように、参入の間口が広く、身につけたスキルを長く活かせる将来性の高さが、Web系・オープン系エンジニアをおすすめする2つ目の理由です。

キャリアの選択肢が多い

Web系・オープン系エンジニアは、キャリアアップ先の選択肢が豊富にあります。

技術的な観点では、以下のような進路が考えられます。

  • フロントエンド開発のスペシャリスト
  • バックエンド開発のスペシャリスト
  • 両方習得してフルスタックエンジニア

また、ポジション的な観点では、以下のようなキャリアパスが選択肢として挙げられます。

  • 経験者採用でより上流、高収入へ
  • マネジメント経験を積み、プロジェクトマネージャーへ
  • 社内で昇進して管理職へ
  • 独立してフリーランスエンジニアへ

このように、キャリアの選択肢が多岐に渡ります。
正解・不正解はなく、自分自身やご家庭のニーズに合わせて「選択できる」ことに価値があると思います。

まとめ

本記事では、エンジニアの職種ごとの特徴を整理し、その上でWeb系・オープン系エンジニアをおすすめしたい理由についてご紹介しました。

これからエンジニアを目指す方は、方向性の検討にぜひ役立ててください。

コメント