エンジニアへの道

ITエンジニアを目指す初心者が知っておくべきIT業界の5つのキホン

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エンジニアへの道

エンジニアに興味あるけど、IT業界について何も知らないな
文系出身だからITは未知の世界だけど大丈夫?

こんなお悩みにお答えします!

この記事の内容
  1. そもそもIT業界って?
  2. IT業界の職種
  3. SEの仕事内容
  4. SEの下請け構造
  5. IT業界参入の注意点
この記事を書いた人
かか

・文系未経験からweb系SEに転職。
・エンジニア歴5年×1歳子育てママ
・育休復帰後はフルタイム×フルリモートで現役稼働中!

女性にとってのエンジニアの魅力や継続のコツをブログ・Xで発信しています。

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IT業界は、柔軟な働き方の導入が進んでいることから、女性が子育てとの両立を実現しやすい分野として注目されています

しかし、「IT」と聞くと、

理系?高収入?激務?

と漠然とマイナスなイメージがあったり、具体的な仕事内容をイメージできない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、エンジニア歴5年の現役SEである私が、IT業界に飛び込む前に知っておくべき基本知識を解説します。

私自身、文系未経験からこの業界に入ったので、ITに無縁の方にもわかりやすく整理していきます。

そもそもIT業界って?

【体験談】文系未経験からエンジニアに転職する方法

IT業界とは、情報技術を活用したサービスや製品を提供する企業の集まりです。

インターネット、通信、ハードウェア、ソフトウェアなど、幅広い分野があります。

身近なところでは、Amzonや楽天などのECサイトやSNS、スマホアプリ、パソコン、動画配信サービスなど、世の中はITで溢れています。

IT業界の企業は、これらのサービスや製品の設計・開発・運用などを行っています。

IT業界の職種

IT業界の職種
かか
かか

ITに関わる職業は多種多様です。

ここでは未経験から目指せる職種にフォーカスして解説します。

webデザイナー

webサイトのデザインをする人です。

ユーザーが実際に見る画面(UI)の開発なので初心者にも理解しやすく、おしゃれなイメージもあるためか、近年とても人気が高いです。

デザインスキルとHTMLやCSSのコーディングスキルが求められます。

オンラインスクールなどで手軽に実践的なスキルを身につけられるため、主婦層も多く活躍しています。

ただし、参入のハードルが低い分、競争が激しいため、ライバルと差別化する戦略が大切です。

プログラマー

設計書に基づいてプログラムを書く人です。

プログラミング言語は多岐に渡るため、携わりたいサービスや製品の分野に合わせて、言語スキルを身につける必要があります。

初心者でも資格なしで未経験採用している企業は多くあり、独学からの参入ハードルは低めです。

システムエンジニア(SE)

システムの設計、開発、運用を行う人です。

プログラマーより業務領域が広く、ユーザーのニーズに合わせたシステム構築全体に関わります

担当するシステム領域により、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、フルスタックエンジニア(フロント+バック)、インフラエンジニアなど、さらに職種が細分化されます。

また、開発プロジェクト全体の進行管理やチームマネジメントを担当するプロジェクトマネージャーなどの役割もあります。

これらの複数領域のスキルを持ったエンジニアも多く、多様なスキルを身につけることで、エンジニアとしての価値はどんどん上がっていきます。

幅広いスキルが求められる分、給料は高めでキャリアアップのチャンスも豊富です。

その他たくさん

上記の他にも、IT業界にはたくさんの職業があります。

企業のIT戦略を支援するITコンサルタントや、システム専門の営業として顧客に最適なソリューションを提案するセールスエンジニアなど。

ただし、これらの職業は専門的な知識や高い技術力が求められるため、未経験からの転職にはハードルが高くおすすめできません。

本記事は、未経験からエンジニアを目指す方を想定しているため、詳細は割愛します。

キャリアアップ先として検討したい方は、以下の書籍がわかりやすかったです。

▼子どもから読める分かりやすさで業界の職業を網羅した1冊!

SEの仕事内容

かか
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働き方の柔軟性や給与、キャリア形成の観点からSE(エンジニア)がおすすめ

ここではSEの仕事内容を詳しく解説します。

要件定義

システムを利用するエンドユーザーの要求から必要な機能を検討し、合意形成します。

ここで決めたことをもとにシステムを作るので、後でミスが発覚するとインパクトが大きいです。

そのため、ある程度経験がある有識者が担当します。

設計

要件定義に従い、プログラムの設計書を作っていきます

多くの場合、基本設計と詳細設計の二段階に分けます。

基本設計では、画面レイアウトや画面操作による動きなど、ユーザー目線で機能を設計します。

詳細設計では、プログラムの構造やデータの流れなど、エンジニアがプログラムを書くための設計をします。

実装(プログラミング)

設計書に従いプログラミング言語でコーディングを行います。

エンジニアの仕事として多くの方がイメージする部分だと思いますが、実際は開発工程のほんの一部にすぎないんですよね。

これは個人的に結構ギャップでした。

テスト

開発したシステムが設計通りに正しく動くか検証します。

不具合があれば修正し、システムの品質を上げていきます。

未経験からエンジニアになる場合、テスト工程から参画することが多いです。

これは、比較的難易度が低く、すでに動くプログラムを見たり修正する中で、エンジニアに必要な基礎スキルが身に付きやすいためです。

リリース

システムをユーザーが使える状態にします

開発に携わった全員が緊張する瞬間です。

ごく一部しか担当していなくても、自分が作ったものが実際に使われるのは嬉しいものです。

運用・保守

システムは、リリースしたら完成!さようなら!というわけにはいきません。

稼働後の監視やメンテナンスを行い、不具合や機能拡張リクエストなどがあれば対応します。

プロジェクトマネジメント

上記のような開発プロジェクト全体の進捗管理や予算管理、チームの調整を行います。

システムを「納期内・予算内・高品質(QCD)」に開発できるようコントロールする役割です。

開発スキルとはまた違ったマネジメントのスキルが求められます。

SEの下請け構造

かか
かか

SEへの転職で大切なのは「会社の立ち位置」

同じ仕事でも責任や給与、働き方に差が出るよ。

SEの業界は、大手SIer、中堅SIer、SESの3つのプレイヤーで形成されています。

SIer:システムインテグレーターの略。エスアイヤーと読みます。

SES:システムエンジニアリングサービスの略。

まず、大手SIerがシステム開発の仕事をクライアント(システムのエンドユーザー)と直接契約します。(一次請け)

次に、大手SIerがシステムの一部領域や工程を中堅SIerに委託します。(二次請け)

さらに、細分化された機能の一部や下流工程を別のSIer(上図では中小SIerとして区別)に委託することもあります。(三次請け)

SESは、これらの二次請け、三次請けSIerのパートナーとしてさらに業務委託され、プロジェクト先に派遣されて開発を行います。

このように、SE業界はピラミッド構造で仕事の受発注が行われています。

(参考) 各レイヤーの主要企業

大手SIer:富士通、NEC、日立製作所、NTTデータ

中堅SIer:大手SIerの関連会社、伊藤忠テクノソリューションズ、日鉄ソリューションズ 

SES:多数。世の中のシステム開発会社の大半

IT業界参入の注意点

かか
かか

「未経験OK!」のエンジニア求人はほとんどがSES事業を行う会社。

ここではSESへの転職からIT業界に参入する上での注意点をまとめます。

働きやすさはプロジェクトに依存

SESでは、社員はプロジェクトに派遣され、契約範囲の開発が終了すると別のプロジェクトに参画することになります。

そのため、働き方や人間関係、必要なスキルは担当プロジェクトによって変わります

安定したルーティンがある仕事ではないので注意が必要です。

ただ、プロジェクト配属時に勤務条件等の希望とマッチングしてくれるので、子育てなどで働き方に制約があっても柔軟に対応できる意味ではメリットだと思います。

商流の深さは要チェック

SESは未経験でも受け入れの間口が広く、小規模な開発から経験できるため、エンジニアの入り口としては最適だと考えています。

ただし、商流が深い案件ばかり取り扱う会社もあるため注意が必要です。

下請けの構造上、企業が利益を得るために各レイヤーでマージンが発生するため、末端の企業ほどもらえるお金が少なくなり、エンジニアの給与も低くなります。

個人的には、未経験でも三次請けのSIerあたりは狙いたいところです。

先のキャリアを見据えて

未経験でSESの会社に転職する場合、その会社でずっと働くのはあまりおすすめしません

理由は、上述のとおりSESの構造上、どれだけスキルが上がっても給与の伸びしろが少ないためです。

そのため、ある程度実務経験を積み、得意な分野や目指したいポジションが見えてきたら、経験者採用枠への転職やフリーランスへの転身を検討するのがいいと思います。

もちろん、社内の幹部社員にキャリアアップして昇給が見込める場合など、必ずしも転職を勧めるわけではありません。

自分の理想のキャリアのために必要なスキルを逆算し、参画プロジェクトを選ぶことが次のステップへの近道です。

まとめ

本記事では、未経験からエンジニアを目指すママに向けて、転職前に知っておくべきIT業界の基本について解説しました。

IT業界は人手不足で常に多くの求人が出ていますが、優良な会社を見極めるためにも、まず業界を知ることはとても大切です。

ぜひ業界を理解し、自分の目指す場所を探してみてくださいね!

また、本記事の内容は、文系未経験からエンジニアに転職した私なりの観点で情報をピックアップして整理しましたが、業界全体を把握するにはやはり書籍に勝るものはありません

私は以下の2冊を読んで転職に挑みました。

どちらも初心者にも分かりやすく整理されているので、理解を深めるのにおすすめです。

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