子育てハック

20代初産、自然分娩出産レポを公開

※当サイトはプロモーションを含みます。
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かか
かか

こんにちは、かかです!

お産は十人十色、二度として同じ出産はないと言いますよね。

だからこそ、自分のお産はどうなるのか、無事に産めるのか、不安になる方は多いと思います。

私自身、予定日が近づいてもイメージが全く湧かず、漠然とした不安の中、先輩ママの出産レポを読み漁っていました。

壮絶な経験に圧倒された一方、赤ちゃんに会えた喜びや幸せな空気感伝わり、私も頑張るぞ!と勇気づけられました

私の出産レポも誰かの力になれたらいいなと思い、記録を綴ります。

こんな方におすすめ
  • これから迎える出産が不安
  • リアルな出産のイメージを持ちたい

出産の基本情報

まずは前提の情報を軽くまとめておきます。

  • 20代後半で初産(40w1d)
  • 妊娠経過良好で体重は妊娠前+6kg
  • 分娩時間は15時間(初産平均14時間)
  • 出生体重:3,182g、身長:48cmの女の子
  • コロナ禍で立会制限あり、生まれる直前に自分で電話して夫を呼ぶ鬼畜仕様
  • コロナ禍で出産前後とも面会不可

出産経過サマリー

  • おしるし・前駆陣痛開始(出産27時間前)

    いよいよ来た。重めの生理痛って感じで不規則な波あり。

  • 子宮口2.5cm(出産20時間前)

    陣痛間隔が長くなってリラックスタイム。

  • 本陣痛開始(出産15時間前)

    子宮口変わらず。陣痛間隔10分。

    下腹部がぎゅっと締め付けられる痛み。呼吸でやり過ごせる。

  • 子宮口4cm(出産7時間前)

    陣痛間隔6〜7分。

    下腹部、腰、お尻が連動して痛い。波が来ている間は話せない痛み。

  • 子宮口8cm(出産3.5時間前)

    陣痛カウントの余裕なくなる。

    疲労・眠気・痛みのピーク。痛みに耐えるのに声が出る。

  • 子宮口全開(出産1.5時間前)

    意識朦朧&ゴール目前の希望が見えて痛みの記憶は薄め。

  • 人工破水、会陰切開→出産

    陣痛の痛みが強すぎて、他はもう何も痛くない無敵状態。

  • カンガルーケア

    すべての苦痛から解放されてただただ幸せな時間。

出産レポ

予定日当日 0:00

いつ産まれてもいいのに陣痛の気配が全くなくて、不安や焦りからかメンタルが不安定。夫にめそめそ泣きつく。

かか
かか

赤ちゃん準備万端なのに、なんで私の体は準備整わないの?

とと
とと

予定日超える人いっぱいいるよ。

産まれたらお寿司食べよう。

3:00

腹痛でトイレに起きると出血あり。

血が混じったおりものぽい感じで、これがおしるしかって気づく。

呼吸でやり過ごしつつ、目つぶってとりあえず朝まで待機。

6:00

6時過ぎに夫起こして産院に電話。

朝イチの診察予約して、夫が買ってきてくれたおにぎりとバナナでエネルギーチャージ。

いよいよか〜ってちょっとわくわくしてるのがバレとった笑

とと
とと

なんか嬉しそうやな

9:00

まだ自宅待機かもね〜と言いながら診察し、そのまま入院決定。

夫としばしの別れ、次は立会時。寂しいけどエールもらったので私は戦場へゆく。コロナ恨む。

せんせい
せんせい

子宮口2.5cmまで開いてきてるからお産の準備しましょう

入院ね

10:00

NST1回目。ベビ元気いっぱい動き回る。

赤ちゃんはまだ結構上の方、子宮口も遠いのでまだまだこれからって感じ。

破水前に強制入浴。リフレッシュしたら陣痛遠のき10〜30分に間延び。

めちゃめちゃ豪華でボリューム満点なごはんをぺろっと完食し、体力温存のためにウトウト仮眠。

助産師さん
助産師さん

寝れるうちに少し体休めてね〜(怖)

15:00

2回目NST。子宮口変わらず、赤ちゃんはまだ上の方。

10分間隔くらいで規則的ないい波来始める。張りの間はふーふー呼吸で痛み逃がせる。

ここから本陣痛スタート。ここまでは前駆陣痛だったと発覚。

かか
かか

なんだと?!!

16:00

陣痛間隔は15分→10分→7分と徐々に短くなってきたが、まだバラツキあり。

少しずつ腰の鈍痛が加わってくる

18:00

豪華な夜ごはんは、陣痛で中断しながらも全然食べれる、完食。

陣痛間隔はコンスタントに6,7分が増えてきた。

20:00

3回目NSTで子宮口4cm。

明日まではかかりそうな進み具合。5分間隔になるまで様子見。

助産師さん
助産師さん

開いては来てるよ〜

この調子だとスっと出てくるんじゃないかな〜

かか
かか

スッと…てどれくらい…??

21:00

間隔が徐々に縮まるも5〜6分。なかなか5分を切らない。

夫が産院の窓越しにサプライズメッセージくれたり、母と妹からテレビ電話きて元気もらう。

この間に痛みの位置が変わって、下腹部、腰、おしりが連動して痛み出す

痛みも随分強くなって呼吸で誤魔化すのが辛くなってくる。波が来ている間は話せない。

ボールとかアクティブチェア使って楽な姿勢模索するも、痛みに耐えるのが辛くなる一方。

寝不足と日中からの陣痛の疲労が来て、睡魔と強い疲労感に襲われる。

耐えかねて勇気を振り絞って初めてのナースコール。

助産師さん
助産師さん

うーん…

間隔5分切るまであと1時間くらい様子みましょうか

絶望。

間隔延びるの怖くて寝たくない、って思うのに、疲労に負けて痛みの合間に気絶するように寝落ち。

長い時間寝た気がしても激痛で5,6分間隔で飛び起きる現実。時間の感覚も麻痺してくる。

翌日0:00

陣痛の痛み、眠さ、疲労感の蓄積がピーク。この時間帯が一番地獄だった。

痛みに耐えるのに声出る。痛みの持続時間も長く感じる。

陣痛間隔は5,6分から変わらず。

ひとりでひたすら耐える時間が続いて心折れる。コロナ恨む。

夫が電話くれて意識が朦朧としながら泣きつく。

とと
とと

頑張れ!痛いねー…

2:00

間隔縮まらないけどみてみよう、とようやくNST4回目。子宮口8cm!

助産師さん
助産師さん

10cmで全開だからだいぶ進んでるよ!

痛み強かったでしょう!?LDRに移動しよっか

ナースコールで間隔5分切るまで様子見って言ってきた助産師さんを恨む私。(たぶん別の人)

夫に子宮口8cmまで進んだよと報告。状況細かく伝える余裕はなし。

3:00

LDRに移動して少しだけ気力持ち直す。

陣痛カウントの余裕もなく、ひたすら波に耐える時間。いきみ逃しに必死で、一生懸命深呼吸するけど全然痛くて声出る。

子宮口8.5cm。全開までまだかかりそう。ゴール見失い気力も失って抜け殻で耐え続ける。

4:00

子宮口全開!

助産師さん
助産師さん

旦那さんに電話していいよ

一気に希望の光!

意識朦朧の中、陣痛の合間に夫に電話。我ながらこの余裕あったの褒めたい。えらすぎる。

5:00

点滴の機械出てきたり、足固定されたり、お産の準備が始まる。いよいよか、ようやくかって思うも、喜びとかなく感情は無。

破水していなかったため人工破水。一瞬で痛みも特になし。

夫入室

とと
とと

来たよ!

ここまでよく頑張ったね、ありがとね

手握って話しかけてくれる。意識朦朧で返事する余裕はなし。ごめんやで。

イキみ許可が出て言われるまま陣痛に合わせて踏ん張るが、一向に頭出ず。何回イキめばいいのか迷子。

先生が呼ばれて登場。早朝のシーンとした部屋に安堵の空気が流れる。

会陰切開はよ〜って思うのに、横で静かに見物してていつ動き出すか分からん先生。

何回目かのイキみに合わせてチョキチョキ、切られてる感はあるけど痛みセンサーばぐって痛みゼロ。

せんせい
せんせい

あと1回で出るよ〜

いつも通りののんびりした先生の声が神に思える。

最後渾身のイキみもあれ、まだ出ない?なんか頭が挟まっているらしい?

困惑してる間に先生がなんかピッてして「出た出た!」って言ってよく分からんまま慌ただしく

助産師さん
助産師さん

手はお胸に〜

はっはっはって短い呼吸ね〜

って仰せのままに従う。なんの力もいらず、するするでてくる感覚。

そして…

5:27

最後にゅるんって感覚と同時に、ついにベビ誕生!!!

見えた瞬間、最初の感想は「でかっ!」

産声が聞こえて、泣いたよかった〜って安堵。

出産の達成感とかはなく、とにかく「産めた、生まれてくれた」ってホッとしたのがすべて

夫が褒めてくれて泣いているみたい。私は放心状態で頭も心も無で涙出ず、何も言えず。

とと
とと

よく頑張ったね。ありがとう(泣)

手にベビが乗せられてあったかくてずっしり重くてやっぱり想像より大きくて。これがさっきまでお腹の中にいたのか〜と変なとこに感動。

どれくらいの時間そうしてたのか、気づいたらベビは連れて行かれて、夫も退室準備。

写真撮ってない!え、もう終わり?!

って戸惑っとるうちに夫が退室(強制連行)。コロナ恨む。

そこからは胎盤出して、切開部分の縫合して傷のチェックして先生は音もなく消えた。

5:45

カンガルーケア

綺麗に拭かれて服着たベビさん登場。胸の上に置かれると、ずっしり重くてあったかくてむちむち。

この時は痛み、睡魔、疲労が全部なくなって気持ちも落ち着いて、愛おしい尊い気持ちでいっぱい

かか
かか

よく頑張ったね。えらいえらい。

会いに来てくれてありがとう。たまらなく愛おしい。

泣きもせずたまに声出してもぞもぞ動く。まだふにゃふにゃのくせに、相変わらず足ぐせが悪く、どんどんはい上がって来るアクティブ女子。

口ちゅぱちゅぱしておっぱい探してる様子。助産師さんが吸わせると頑張って吸ってた。

そこからは2時間ほどLDRのベッドで気絶するように寝て、回復良好で長い長い闘いが無事終了。

まとめ

夜中の孤独な陣痛の苦しさ、明け方の静まり返ったLDRで意識朦朧と闘ってた時間、生まれてきてくれた瞬間…

今までに感じたことのない感情、何物にも代えられない感動がありました。

お産の痛みはいつか忘れると言うけど、この特別な思いは一生忘れたくないなと思います。

生まれた瞬間痛み忘れる、ってのはさすがにない!笑

死ぬほど痛かったし死ぬほど苦しかった。

だからこそ、出産は命がけの奇跡って身をもって感じたし、我が子が愛しくて尊くてたまらない

自然分娩でベビのタイミングに委ねて、夫も一緒に居られないなりに寄り添って奮闘してくれて、3人が家族になるとても大切な時間だったように思います。

どれだけ痛くて苦しい思いをしても、簡単に我が子の愛おしさが上回ってしまうのだから、母親って最強だなと実感しました。

長文お付き合い頂きありがとうございました。これが私の出産の全記録です。

これから出産を迎える方、最愛の存在に会えるまでもうすぐです。頑張って!