離乳食作りにはすり鉢とブレンダーどっちがいいの?
離乳食の基本グッズである「すり鉢」と「ハンドブレンダー」ですが、どちらを使えばいいのか、また本当に必要なのか、と悩む方は多いと思います。
離乳食完了期を迎えた私の結論は、両方とも必要で、特に長く使えるのはハンドブレンダー!です。
この記事では、すり鉢とハンドブレンダーの役割やメリット・デメリットを整理し、実際の使用例をもとにステップ別の使い分けを紹介します。
ご家庭のスタイルに合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
すり鉢とハンドブレンダーの役割
離乳食作りにおいて、すり鉢とブレンダーは適材適所で使い分けるのがコツです。
それぞれの役割を知ることで、効果的に離乳食を準備することが出来ます。
すり鉢の役割
得意 | 苦手 |
・少量の食材を丁寧にすりつぶせる ・食材の形状を微調整できる ・電源不要で静か ・低コストで出し入れが手軽 | ・大量調理には不向き ・調理に時間と労力がかかる ・活用できる期間が限られる |
すり鉢は、食材を手軽にすりつぶすことができ、特に少量の食材を扱うのに適しています。
初期の離乳食作りで新しい食材を1さじずつ試すのに便利です。
また、食材の形状が変わる移行期には、赤ちゃんの様子を見ながらつぶし具合を微調整できるのもポイントです。
赤ちゃんの目の前で食材をすりつぶすことで、食材の香りや見た目を直接伝え、食の楽しさを共有できるのも、すり鉢の役割の1つです。
ブレンダーの特徴
得意 | 苦手 |
・離乳食作りを大幅に時短できる ・多様な形状に調理できる ・豊富な活用シーンで長期間使用できる | ・少量ではうまく使えないことがある ・設置や洗浄が面倒 |
ハンドブレンダーは、つぶす、刻む、混ぜるなど幅広い調理が短時間で出来ます。
大量の食材をあっという間に加工できるため、まとめて調理して小分けに冷凍ストックするのに便利です。
また、離乳食が終わった後も、ポタージュやスムージーなど多様なシーンで活用できるため、長期間使用できます。
すり鉢に比べると出し入れに手間がかかりますが、大量調理の時短効果を考えると、非常にコスパがいいです。
ステップ別の使い分け
ステップ | すり鉢 | ハンドブレンダー |
初期 | ◎ | ○ |
中期 | ○ | ◎ |
後期 | △ | ◎ |
完了期〜 | × | ◎ |
離乳食は、赤ちゃんの成長に合わせて段階的に進めていきます。
各ステップでのすり鉢とブレンダーの使い分けについて、我が家の事例をもとに詳しく紹介します。
初期(5~6ヶ月頃)
初期は、食材を滑らかなペースト状にします。
1食ずつ少量を用意する場合や、新しい食材を1さじ試す際には、すり鉢が手軽に使えます。
ブレンダーは、少量だとうまく潰せないことがあるため、食べる量や回数が少ないうちは、圧力鍋で野菜をまとめて柔らかく煮ておき、食べさせる時にすり鉢でつぶす方法が、やりやすかったです。
一方、おかゆの作り置きにはハンドブレンダーが便利です。
おかゆは毎日食べるので、1週間分をまとめて炊き、ブレンダーでとろとろにしてから、小分けに冷凍するのが時短でおすすめです。
初期はすり鉢の出番が多かったかな〜
中期(7~8ヶ月頃)
中期は、ペースト状から刻み食へと移行する時期で、2回食が始まり食べる量も増えます。
ハンドブレンダーは、粗めのペーストからみじん切りまで、多様な形状を短時間で調理できるため、中期を通して大活躍でした。
一方、すり鉢は形状を微調整しやすいため、赤ちゃんに食べさせながら、好みの潰し具合を探すことが出来ます。
また、。
少量しか食べないしらすやひき肉なども、すり鉢で用意する方が楽だったよ
後期(9~11ヶ月頃)
後期には、1cm程度の角切りを歯茎でつぶして食べるようになります。
食感が残った食材を組み合わせた料理が増え、すり鉢の出番はかなり少なくなりました。
一方、ハンドブレンダーは、食材の下ごしらえに粗めのみじん切りにしたり、ポタージュを作るのによく使用しました。
ポタージュは、ブレンダーであっという間に作れて栄養もしっかり摂れるので、完了期を迎えた今も朝ごはんに欠かさずストックしています。
>ポタージュの作り方とレシピ紹介は別の記事で紹介します!
完了期(12~18ヶ月頃)〜幼児食
完了期になると、大人と同じ食事を少しずつ取り入れていきます。
少量をすりつぶして食べさせることはなく、すり鉢はほぼ使っていません。
ハンドブレンダーは、ポタージュを作ったり、おやつにスムージーを作ったりするのに便利です。
大人も同じものを一緒においしく食べられるのも嬉しいポイントです。
また、野菜のドレッシングなども簡単に作ることができ、手作りならではの無添加で安心なものを食べさせることができます。
おすすめのハンドブレンダー
すり鉢は、100均でも手軽に購入することができ、小さいものが1つあれば十分に活用できます。
一方、ハンドブレンダーは様々な機種が販売されているので、予算や用途に応じて最適なものを選ぶのがよいです。
私が使用している機種と、その他離乳食作りにおすすめの機種を紹介します。
BRUNO マルチスティックブレンダー BOE034
私の愛用品です。
非常に軽量でコンパクトなので片手で操作しやすく、お手入れもラクラクです。
初期〜完了期まで、離乳食作りには十分な機能が備わっており、価格もお手頃なのでイチオシです。
私は結婚祝いに頂きとても役立っているので、結婚・出産祝いなどのプレゼントにもおすすめです。
機能 | 1台5役(つぶす、混ぜる、刻む、泡立てる、砕く) |
重量 | 570g |
価格 | 約7,000円 |
BRAUN ハンドブレンダー マルチクイック MQ7030XG
握る力の強さでスピードを自在に変えられるため、食材の食感の調整がしやすいのが魅力です。
ハイパワー設計で固い食材も楽に調理できます。
よりハイスペックな上位モデルもありますが、離乳食作りメインならこれで十分!
機能 | 1台4役(つぶす、混ぜる、きざむ、みじん切り) |
重量 | 910g |
価格 | 約15,000円 |
Cuisinart コードレス充電式ハンドブレンダー RHB-1020J
充電式のコードレスタイプで、電源を気にせずどこでも使用できるのが魅力です。
動作音を低減した静音設計なのも、赤ちゃんがいる環境には有難いです。
機能 | 1台4役(つぶす 混ぜる 泡立てる かき混ぜる) |
重量 | 530g |
価格 | 約12,000円 |
まとめ:賢く使い分けて効率的な離乳食作りを
すり鉢とブレンダーは、両方を上手に使い分けることで、離乳食作りをより効率的にラクに進めることができます。
私は、ハンドブレンダーをベースに使用しつつ、ブレンダーが苦手な部分をすり鉢で補う方法がやりやすかったです。
離乳食が終わってからも使えるシーンが多いので、1家に1台あるととても便利ですよ。
これから離乳食を始める方や、離乳食グッズ選びに迷っている方の参考になれば幸いです。