妊娠中の引越しは、体への負担や転倒リスクなど、不安がいっぱいですよね。
私は、第一子の妊娠32週目に夫と2人で引っ越しました。
引越しに際して1番ストレスを感じたのは、「引越しに対する漠然とした不安」でした。
私の場合、これらの不安の主な原因は、引越しに関する未確定事項や予測できない要素が多いことでした。
もし〇〇だったらどうしよう…
という不安が頭の中をぐるぐる
そのため、以下の2つの方法が不安解消に特に効果的でした。
- 事前準備は入念に
- 気になることは専門家に聞く
本記事では、体験談をもとに妊婦期間中の引越しストレス軽減のためにしたことをまとめます。
これから引越しを控えるママやサポートする家族の参考になれば嬉しいです。
前提情報
まずは、私が経験した引越しの前提情報を整理します。
・福岡→北陸地方へ約850kmの長距離を新幹線で移動
・引越し日は32週目(安定期)で、妊娠経過は順調
・引越し所要日数は3日で、ホテル・私の実家に宿泊
妊娠中の引越し体験談
事前準備は入念に
備えあれば憂いなし、です。
ストレスなく安全に引越しをするためには、念には念を入れた準備が大事です。
早めに転院先を決める
医院によっては、転院受け入れ期間の制限や、妊娠経過の条件がある場合もあるので、早めに分娩予約することをおすすめします。
引越し時期は、双方の医院の先生に相談しながら、最もリスクが少ない時期を慎重に選びました。
私は妊娠2ヶ月の母子手帳が交付された頃に予約したよ。
妊娠高血圧や糖尿病歴がなく、34週健診までには転院することが条件でした。
緊急時の対応をパートナーと話す
妊娠中は体調が不安定なので、いつ、何が起こるか分かりません。
急な体調不良時にどう行動するか、必要な持ち物はどれか、パートナーと共有しておくと安心です。
新幹線移動だったので、体調が悪くなったら多目的ルームで休み、必要に応じて最寄駅で下車して近くの産婦人科を受診することにしていたよ。
荷造りは計画的に
妊婦の体力では、1日に長く作業するのが難しかったです。
特に、仕事をしていて産休前の方は、仕事の合間に荷造りをすることになるので、余裕をもって始めた方がいいです。
段ボールの側面に行先の部屋と引越し後すぐに必要なものを明記しておくと、引越し業者が荷積みや荷下ろし時に考慮してくれるので、荷ほどきが時短になります。
時間に追われる焦りもストレスなので、まったりいきましょう
出産グッズやベビーグッズは引越し先で購入することにし、引越し荷物は極力少なく済ませました。
また、移動日の手荷物は必要最低限にし、以下の妊婦セットをひとまとめにしておくと便利です。
余裕のある引越しプランを作る
引越しプランは、体調最優先で休憩しながらゆったり行動できるスケジュールを組むことが大切です。
我が家は車もありますが、移動時間の体への負担を考慮して新幹線を選択しました。
搬出当日は疲れるので、新幹線の駅近くのホテルで1泊し、翌日を移動日としました。
ちなみに、遠距離の引越しの場合、荷物の搬出から新居への搬入に中1日必要なことが多いので、確認しておきましょう。
私は新居近くの実家に1泊したよ
引っ越し当日と搬入日の留意点
引っ越し当日
事前に伝えていましたが、念のため再度、当日の担当者にも妊婦であることを伝えました。
ソファを最後に運び出すなど、引越し作業中に体を休める配慮をしてくれました。
退去時に家の前で写真を撮ったのがいい思い出に。
妊娠期間を過ごした家なので、あとで見返すとエモい!
新居への荷物搬入日
荷造りや搬出時同様、重い荷物を持ったり、動き回るのはNGです。
現場監督になって指示を出し、荷解きは人にお任せしましょう。
また、優先度の高い荷物から開封し、急がないものは時間をかけてゆっくりと片付ければ良いと思います。
じっとしているのが苦手な私…
手伝いたい衝動をぐっと堪えて見守ったよ
気になることは専門家に聞く
不安なことは、ネット検索ではなく、産婦人科の医師や看護師さんなど専門家に聞くことをおすすめします。
私自身、不安だらけでよく検索魔になっていましたが、妊娠経過や体調は人それぞれなので、一般的な解決策では、不安解消にはつながらないことが多かったです。
また、「自分のことをよく知ってくれている先生の言うこと」は信頼でき、小さな不安でも確認することで、少しずつ不安材料が消えていきました。
先生のお墨付きが心の安定剤
妊娠中の引越しに必要な手続き
一般的な引越し時の転出・転入手続きなどに加え、妊婦さんは以下の手続きも必要でした。
紹介状
引越し前最後の検診で紹介状をもらい、転院先の最初の検診に持参します。
紹介状を書いてもらうのに数日必要だったので、転院して出産することを早めに伝え、紹介状を受け取る日を決めておくと安心です。
妊婦健診の助成券発行
助成券は自治体から配布されているため、転院先では元の自治体の助成券が使えません。
市役所の子育て関係の課で、新しい助成券発行手続きを確認できると思います。
子育て支援給付金申請
自治体によっては、妊娠時や出産時に給付金を支給してくれることがあります。
転居先の自治体のホームページや市役所に連絡して確認ください。
もらえるもんはもらっとこ!
私の市は出産時に市内在住の場合、5万円支給でした
【余談】母子手帳は変わらない
母子手帳は1人につき1冊のみのため、引越ししても再発行されません。
市の育児支援情報などは、大半のページが意味をなさなくなりました。
また、自治体によって母子手帳のサイズが違ったり、ページ構成が異なるようで、検診の度に看護師さんに驚かれます。
福岡市の母子手帳は
とにかくでかくて分厚いのよ!
ただし、今は違う土地に住んでいるけど、ここで授かったんだなあ、と初心に帰れるアイテムとして、より一層特別な物にはなりました。
まとめ:準備万全で引越しを迎えよう!
妊娠中の引越しに対する不安は、しっかり事前準備することで和らげることできます。
パートナーとしっかり話し合い、先生に質問し、時間をかけて心の準備も整えていけばいいと思います。
新居では、家族が増え、大変ながら幸せな生活が待っています。
くれぐれも体を第一に、無理をせずに引っ越しに臨んでください。
引っ越しがうまくいきますように!